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キミとボク【気象系BL】
第30章 俺の恋人
しょーくんが天を仰ぎながら
ふぅーっと息を吐く。
それを見届けてから、
俺はしょーくんのそばに行った。
「しょーくん。」
「あ、智くん。」
「相変わらず強いね。」
「見てたの?助けてくれればよかったのに。」
情けない顔をして俺を見るんだ。
さっきの、強いしょーくんの
オーラを見事に消し去って。
「俺の服のボタンを外していいのは、智くんだけなのにさ。」
しょーくんの手の指が、俺の手の指先に触れる。
…きた。
しょーくんからのお誘いがね。
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