第23章 いつかの約束
そういえば…あの時の二人も、
今の俺たちと同じ18歳だった。
だから
今この時に、なのかな。
…なぁ、ばあちゃん。
ばあちゃんがさ、目を輝かせて
わくわくしてたのさ、
今ならよくわかるよ。
俺自身がこんなにドキドキ
してるんだからさ。
離ればなれになっても
その魂は強く繋がっていた。
“いつかまた必ず”
俺たちは再び惹かれあったんだ
「智くん…好きです。」
「翔くん…好き。」
唯一無二の人に。
俺たちはそっと抱きしめあった。
もう二度と離さない
もう二度と離れない
そう想いを込めて。