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キミとボク【気象系BL】
第23章 いつかの約束
いつになく、その声と姿を色濃く感じる。
“さとしさま”と呼ぶ人…誰かに似てる。
“さとしさま…さとしさま…”
声が鮮明に聞こえるのとともに、
俺の頬に冷たいものがあたるのを感じた。
不思議だ。
懐かしい何か…記憶?
“さとしさま”と呼ぶその人…
…しょ…しょ、さ…しょ、さま…しょうさま…
“しょうさま”
しょうさま!
ハッとして目を開けると、
翔くんが涙を流しながら
ベッドサイドで
俺の顔を見ていた。
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