• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第23章 いつかの約束



「ねぇ、智くん。」

「ん?」

体育の授業が終わり着替えをしていると

友人の翔くんに話しかけられた。

何か言いたげだけど戸惑っているような…

視線は俺の左胸のアザに向けられていた。

「これ、気になるの?」

そう聞くと、翔くんは頷いた。



俺は、ばあちゃんから聞いたことを

翔くんに話した。

「その二人…つらかったよね。」

そう言った翔くんの表情が儚くて綺麗で…。

あれ?なんかこの表情、見たことある。

…いつも一緒にいる友達だから、見たことがあるのは当たり前なんだろうけど、ちょっと気になった。

「智くん、どうかした?」

「あ、ううん。何でもない。」

そういえば、相手にも焼印がつけられたんだよな。

不意に目の前の翔くんの身体に目をやった。

真っ白で綺麗な肌にドキッとした。

アザは…ないのか。

なんだか少し残念…って、

俺…どうしちゃったんだろう。





/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp