第7章 最終試験と私の運命
私の声を何人かが被せて遮った。というか、びっくりした。
「アルミのどこにそんな言葉が出てきた!! 自意識過剰のハゲが!!」
「だから、外野はすっこんでろ!!!! これは…………俺とアルミの問題だからよぉ」
ちらりとこちらを見るハンゾー。……ん?まぁ、確かにそうだけど…
「姉貴に全くその気はねぇよ!!!! とっとと負けて引っ込めハゲ親父が!!」
キルも珍しく声を張り上げ、罵倒する。
「ちょっ、ちょっと、キル。悪いのは私なんだからそんな言い方は……」
「アルミ!!!! キミは先ほどの教訓を口にしながら待ってろ!! この能無しの変態は我々で始末する」
あのクラピカまでもが、怒りの表情を露わにしている。……何故こうなったかは分からないが、取り敢えずみんなの顔が怖い。私は他の人に助けを求めた。
カタカタカタカタ!!!!
「へー♡中々面白いことななってる」
「あ? 別にいいじゃねぇか。早く終わらせろよ」
「同感だな」
……駄目だ。期待出来ない。そうだ!!ネテロさんなら……
「いいのう」
駄目だ!!優雅にお茶を呑んでいる。
「アルミ!! 知らない人には!!」
「ついていかない!!」
条件反射で答えてしまった。
「特に野郎には!!」
「ついていかない!!」
「「ついて行かなくてはならない時は!!」」
「ちゃんとその人を見て考える!!!!」
「だそうだぜ!! アルミはオメェなんか興味ねぇんだよ!!分かったかハゲ!!」