第7章 最終試験と私の運命
「それでは一回戦。ハンゾーVSアルミ」
「おっしゃぁ!!いくぜぇ!」
凄い張り切っているハンゾー。
「まっ、負けないぞー!!」
私は裏返りそうな声でそう言った。頭の中では、どの程度で負けようかと、そればかりだった。
「始めっ!!」
審判の開始と同時に、一瞬でハンゾーが消えた。
「どこ見てるんだ?」
上っ!?咄嗟にその攻撃を避けた。
バキッ!
「…………うわ……」
私がいた所は、なんと大きなヒビが入ってしまっていた。………………これは早く参りましたを言うべきか…。でも、それなら1発くらいくらった方が……
「なに床の心配してんだ」
「!!!」
いつの間にかハンゾーに後ろに立たれてしまった。トリックタワーのとき、色々な技を見せてもらった時思ったが、改めて思う。やっぱりハンゾーは凄い。