第6章 四次試験の始まり
「こ…これからはもっと考えて行動します」
「例えば?知らない人には」
「付いていかない!!」
「特に野郎には」
「付いていかない!!」
「「ついて行かなくてはならない時には!!」」
「ちゃんとその人を見て考える!!!!!!」
私はそれをあと3回唱えさせられ、ようやく解放された。そして、クラピカたちが用意してくれたらご飯を食べると、立ち上がった。
「…行くのか?」
作業していたクラピカが私の方を向いて聞いた。
「うん。キルアを探さなきゃ」
「もうすぐ日が傾くぜ。明日にした方がいいんじゃねぇか? あのガキなら大丈夫だろ」
レオリオは心配そうに私に言うが、そうもいかない。
「心配なんだよね。1人でちゃんと食べたり出来てるのか分かんないし。それにゴンは2人がいるから大丈夫そうだしね」
「……そうか。くれぐれも気をつけてな」
「プレート、なくすんじゃねぇよ!!」
「うん。レオリオも早くターゲット見付かるといいね。クラピカ、ゴンをよろしく!!!!じゃあ、また明日会おうね!!!!」
私は二人に手を振り、その場を立ち去った。