第6章 四次試験の始まり
服が乾き、私はやっと服に着替えられた。
「……ふぅ。ありがとう!! おじさん!!」
私はお礼を言った。男の人は、
「……いや。別にただの気まぐれだ。気にするな」
と手を振った。
「お前はこれからどうするんだ?」
そう聞かれたので、とりあえずゴンたちを探しに行くと言った。
「そうか。気をつけろよ。俺みたく気まぐれで手を貸すなんてあまりいねぇからな」
「おじさんはどうするの?」
「俺はヒソカを探しに行く」
ヒソカ?おじさんのターゲットはヒソカってこと?でも、ヒソカはゴンのターゲットだし…。
「今見ている中で、ヒソカが一番強い。俺はあいつと戦いたい」
「そっか。じゃあ、健闘を祈ってるね」
そう言って、私は再びお礼を言い、その場を立ち去った。日はもう真上に来ていた。