第10章 天空闘技場
中はぎゅうぎゅうで、人が多くいた。
「うわ!すごい行列!!」
「これ全部参加者なんだね」
「人気なんだ」
どうやらこのすごい行列は、天空闘技場の受け付けを目的としているようだ。
「ハンター試験と違って、小難しい条件は一切なし!相手をぶっとばせばいいだけだからな!それに上にいけばいくほどファイトマネーも高くなる。野蛮人の聖地なのさ」
ニヤリと笑うキルア。
思っていたよりあっさりと、順番が回ってきて、私達の番になった。
「天空闘技場へようこそ。こちらに必要事項をお書き下さい」
受付の女の人が3枚の用紙を手渡した。私がそれを受け取ろうとすると、その前にキルがそれを女の人に戻す。
「姉貴は見学な」
「私は見学なの?」
結構やる気に溢れてたんだけど……