第10章 coffee
先輩が図書館に来ると分かって
私も入り浸るようになった。
次の定期試験のため勉強してたけど
図書館の静かな雰囲気と
誰にも睡眠を邪魔されないという思いから
ついつい寝そうになった。
眠気を覚ますため
外に出て自販機で飲み物を買いに行く。
そこにいたのは菅原先輩だった。
「こんにちは。」
「えっと〜……河野さん!」
「河野さんはよくここ来るの?」
「あー…そうですね、落ち着きますし……。」
「俺もそう思う!」
本当は先輩がいるって分かったからなんだけどね、
むしろ先輩が気になって落ち着きません。。。