第1章 三つ巴・逆ハー系など。/長篇もの
学パロ&逆ハー系(土方・銀八・沖田)①
テスト間近なこの期間。誰でもこの期間は焦るに決まっている。銀魂高校3-Zの雪乃もとても焦っていた。
-別の意味でも。
「「「成績悪かったら、首輪付けるからな。」」」
「はい?」
まさか、朝一番に、しかも同級生の男子と担任に言われた言葉が此れだとは思わなかった。
なんでもバカ…もといハタ校長が今回作ったテストがとても難しいらしく、其の上赤点だったら今年の修学旅行がいけないらしい。(こいつら3年だけどな。←)
そのため土方、銀八、沖田の三人はクラスの平均点を挙げることを前提とした対策をとることにしたという。(半分は土方の言い出したことだが。)
「で、なんで首輪を付けることになるんですか?」
そう雪乃が訊くと沖田が
「其のほうが効果があるからだろぃ?」
と真っ黒い笑みで言った。(これぞまさしくドSコート。)
「と、言うわけでだ。御前、前のテスト一部悪かったろ。特に国語。」
国語は銀八の教えている教科だ。
「だから、今日居残りで教えてやる。もちろん、御前ら二人も付き合えよ?言ったのは御前らだかr「待ってくだせぇ。俺は土方さんに半ば無理やりつき合わされただけでさァ。」…そーいやそうだった。」
と、沖田が反論する。其処へ土方が耳打ちをする。雪乃には聞こえていない。だが、その内容には納得したようである。
そして、知ることになる。其の居残りがテスト対策としては最適且、脅威にもなることに…。