第3章 職業チェンジパロディ。
神威×マフィアボス。(+神楽と阿武兎。金魂パロ。)
「ボス、始末が完了しました。」
雪乃は、神威の前へと跪く。
「うん、御苦労様。今回の任務大変だったでショ?」
橙色の髪の男は、笑顔で振り向きながら言った。
-此処はマフィア、「夜兎」の隠れ家的ビル。
其のボス「神威」は圧倒的戦闘能力と人を殺しても笑顔でいる冷酷さで他のマフィアから恐れられていた。
しかし、其の神威が心を許し、愛す女が一人。
それが、雪乃である。
「別にそんなに畏まらなくていいのに。俺達恋人だろ?」
其の笑顔の間々、さらりと言い放った神威は椅子から降りて、雪乃に近づく。
「しかし、部下の前でそれでは示しがつきませ…」
「其れでもいいじゃん、見せ付けるみたいで。」
其の侭雪乃の顎を指でくい、とあげて
「俺がそうしたいんだから…そうさせて?」
とキスをした。
口を離すと同時に、神楽が
「…馬鹿兄貴、雪乃に何してるアルか!?」
と蹴りを入れてきた。
神威は、其れを避けて
「何って、キスだけど?」
といい、拳を突き出す。
「っ、キスだけど?じゃ無いアル!!何私の居ない間に…!!
雪乃は私のものアル!!」
「いや、神楽ちゃんのものじゃないんだけど…」
「いーや、俺のだネ。神楽には絶対あげない。雪乃は俺のものだから。」
「や、神威さんのものでも無いから!!」
そうして困っていると、
「何してんだ?御前等…」
と阿武兎がやってくる。
「阿武兎さん!た、助けて下さい!!」
そういって雪乃が駆け出す。
其れと同時に神楽と神威の目が光った。
「あ~ぶ~と~…?」
「え、ちょっ、待て…!」
そして、阿武兎は夜兎兄弟によって召されたのであった。