第3章 職業チェンジパロディ。
銀時&土方×執事。
-AM8:30
「おーい、雪乃。そろそろ朝だぞー。」
そんな声が、紅茶の香りとともに聞こえてくる。
「おい、幾ら昔は幼馴染だったとはいえ、雪乃相手に其れは無いだろ!」
もう一つ、そんな声がする。
彼らのそんな声に耳を傾けつつ、身体を起こす。
「あ、雪乃。お早う。」
「起きたか…銀時が煩いせいで、すまない…」
其の言葉にカチン、ときたのか
「え!?俺のせいかよ!!御前だって煩かっただろうが、土方!!」
と、銀時は言い返す。
すると、土方は少しイラついた様子で、
「てめぇの方がうるせぇよ!!毎朝毎朝いってるだろうが!」
と睨むように言い返す。
其れを見ながら、雪乃はクスクスと笑い、
「お早う、二人とも。朝から賑やかだね。」
と微笑む。
二人は、其の顔に何も言えず、すぐに争いをやめた…。
時間飛んで、-PM1:30
「雪乃、後は何を買うんだ?」
土方がラッピングされた箱を数箱持ちながら問う。
「来賓用の食器一式と、新しい服と…」
現在、雪乃は来週に開かれるパーティ用のものを買っていた。
こういうものは執事や使用人が買いに行くものだが、雪乃は自分で買いに行きたい、と言った為町へと出てきたのである。
そして、そんな時間は刻々と過ぎて、いつの間にか夕方になっていた。
雪乃は、馬車の中で申し訳なさそうに、
「今日は、この位かな…。着き合わせちゃって御免ね。」
と、二人に言った。
すると、銀時は、
「いや、大丈夫だ、この位何時でも言えよ?」
と、身を乗り出し、頬にキスをする。
其れを見ていた、土方が銀時を思いっきり殴り、
「おまっ、なんてことしてんだよ!!…雪乃、こういう変態に襲われそうになったらいつでも言えよ?」
と逆の頬にキスをする。
そして、お返しといわんばかりに土方にアッパーが炸裂した。
そんな、休日。