• テキストサイズ

銀魂/小説置き場。

第2章 短篇~中篇くらいのもの/本編パロ


土方オチ。

「おう、風邪引いたんだってな。」
部屋の中に土方が入ってくる。そう、現在雪乃は風邪を引いて寝ている。
「なんとかと風邪は無縁だっつーけど、ありゃ迷信だな、迷信。」
「それ、酷くないですか…土方さん。てか、誰から聞いたんですか…」
「山崎。」
そういえば、朝方に起きてこなかった雪乃を見に山崎が来ていた、と思い出す。
「ほらよ。」
目の前に何かが差し出される。
「…なんですか、それ。」
「あ?みりゃ分かるだろ。苺だ、苺。」
目の前にはパックに入った真っ赤に色づいた苺が有った。
「そりゃぁ、バナナには見えませんけど…それってわざわざ土方さんが…?」
すると土方は、
「当たり前だろ。風邪ん時にはビタミンだ。御前、最近仕事とかやって寝てねぇだろ。」
と床に座りながら言う。
「ばれてましたか…」
「当たり前だ。」
そういって苺を脇に置く。
「あの、すみません…せっかくなんですけれど、今食欲なくて…起き上がると眩暈がするんです。」
と、雪乃は言う。すると土方は少し考え、にやりと笑った。
「だったら、俺が食わせてやるよ。」
そういって土方は口に苺を一つ咥えて、そのまま雪乃の口へと運ぶ。
「っ、…は、土方さ、」
「大人しく食ってろ。起き上がると、やべぇんだろ…?」
そういって耳元で囁いてからまた口へと運ぶ。そして今度はそのまま口に苺を押し込んでから舌を入れてくる。雪乃の口の端から苺の汁と唾液が零れ落ちる。
「んぅ、…っあ、や…」
そのまま呼吸を支配されてボーっ、としてくる。暫く下を絡めた後口が離れていく。
「ごちそうさん。さっさと風邪治せよ。」
そういって頬にキスをして出て行く。
「…余計に治りにくくなったじゃないですか。」
そういって雪乃は頬を膨らませて布団へもぐりこんだ。
/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp