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【アドルフ】レインハード【テラフォーマーズ】

第2章 アドルフ・ラインハルト


アネックス1号は

まだ火星に着いていないにも関わらず
テラフォーマーの強襲にあった

火星にいるはずのテラフォーマーが
なぜ、この宇宙艦の中にいたのか

それは誰にもわからない

艦内に侵入したテラフォーマーは
6体とのこと

私の目の前で
仲間たちが
何人も殺された

簡単に
人間ってこんな簡単に壊れちゃうんだ…
そう思えるほど簡単に殺されてしまう

私は恐怖で動けなくなり
床に座り込んでしまった

「ー!逃げろ!」

遠くで仲間の声が聞こえる



逃げる…?どこに?

無理

だって、もう目の前に…





その時、今まさに私に襲いかかろうとしていた
テラフォーマーの1体が
プスプス…と煙を上げながら
倒れこんだ


「無事か?」


優しい腕が
私を抱きしめた


ああ、また助けられた。

あの時と一緒。


「、しっかりしろ」

ハッと我にかえると
ようやく目の前のアドルフくんに
気が付いた

そして再び襲ってくる恐怖

「や…いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「落ち着け大丈夫だ!
もう全て片付けた」

息を切らしあたりを見渡すと

倒れたテラフォーマーの死体と

仲間たちの無残な姿


「なん、で…まだ火星…
着いてな…」

「とりあえず、俺は艦長たちと合流する
ほら、これで拭いておけ
濡れると危ない」

ぱさ…と頭にタオルがかぶせられた

私は無意識のうちに
あまりの恐怖に漏らしてしまっていた


「…あ…」

そのままアドルフは足早に行ってしまった

「無事か!?」

「イザ…ベラ…よかった無事で…」

「…ったくなんでこんなことに…
一体どうなってんだ?!

…とりあえず着替えに行こ
このままじゃかわいそうだ」



その時だった
どこかから謎の爆発が起こり
アネックス本艦は
ゆっくりと墜落をし始めた


もう地球に引き返すこともできず
このまま火星へと不時着態勢に入ることに

艦長は
苦渋の決断で
非常時の作戦

プランδへの移行を決めた
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