• テキストサイズ

【アドルフ】レインハード【テラフォーマーズ】

第2章 アドルフ・ラインハルト


宇宙艦 アネックス1号

幹部6人
乗組員94人の計100名で火星へと飛び立った

火星まで40日間
この間クルー達はそれぞれが
思い思いの生活を送った

私は不安と恐怖に押しつぶされそうに
なりながらも
その度に仲間達が支えてくれた

もちろん、アドルフくんも。

アドルフくんは幹部の仕事が
忙しいらしくて
なかなか一緒にいることは
難しかったけど

夜はそっとアドルフくんの部屋に行き
一緒に眠りについた


「、震えてるね」

「え?そう、かなぁ?
…ちょっと寒いからかな?」

アドルフはそっと私は抱き寄せる
「…心配するな
お前たち非戦闘員は
テラフォーマーと接触することはない」

「でも…そのぶんアドルフくんや
イザベラが危険な目に…」

「そんなに頼りないか?俺は」

「そんなことない!
自分の…無力さが不甲斐なくて」

「それぞれ役割ってもんがある
戦闘は俺たちの仕事
お前たちはウィルスの研究だ

役立たずな者など…1人もいない」



あなたは強い
いつも冷静でクールで
一見、冷たい人に見えがちだけど
全然違う。

こんなにも仲間思いな人
だからみんなに慕われるんだ

そんなアドルフくんを

私は、誇りに思うよ





あなたの妻でよかった
って。




そして、あなたに出会えてよかった

って。





これが最後の
あなたとの幸せな時間になるなんて
この時は思わなかった

/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp