• テキストサイズ

イケメン戦国~時をかける恋~

第2章 抱いた気持ち~家康s~




「なぁ家康、お前の所にも居たよな?カラシだっけ?」


「ワサビです。ええ、居ます、怪我が治るまで面倒見てて、今は非常食用に居るだけですけど」


「悪い悪い」

ははっと笑い続けた
「お前、そのワサビにどう接してる?」


「ワサビに?....餌をやったり、撫でたり、一緒に庭を散歩したり、抱っこしてやったり.....」


「十分に甘やかしてるだろ、それ」


甘やかしてるって、自覚は無い
当たり前だと思っている、だってあいつは
怪我してたし、
弱くて俺が居なきゃダメで、
守ってやりたくて......


そこまで考えた瞬間に
はたと気がつく


弱くて、守ってやりたくて、俺を頼ってて........


「可愛いよな、そんな存在」


にっこりと微笑む秀吉さんは、俺の真意を分かってか否ずか、こう付け加えた


「面倒見なきゃじゃないな、見たいんだよ
それを愛情だと思うんじゃ無いか?相手は。
甘やかしてるかどーかは分からない、でも気持ちは伝わるもんだと思うぞ」


そう言いながらウリを撫でる秀吉さん
ウリも嬉しそうに身を委ねている


甘やかされたいって言ってた
ワサビみたいに。

ワサビにするように俺があいつに接したら、
あいつは........喜ぶのかな........?
/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp