• テキストサイズ

イケメン戦国~時をかける恋~

第20章 One Wow by?~光秀~※R18※


「最初からばれてた?」


そう聞き返すと


「勝負事なんて、不利になる様な事、自ら進んで言い出す筈が無いとは思ったがな」


ふっと、海に目を向ける光秀、長かった一日を終える太陽が静かに地平線の向こうへと、沈み始め当たりを緋色に染め始めた


「綺麗..........」


ほぅとため息を漏らしつつ、緋色の空を眺めていると


「リオ………」


名前を呼ばれる、目を向ければ全身を緋色に染めた光秀の姿


「時にお前、謙信に抱きしめられた時、何を思ってた?」


どきりと心臓が跳ねる

問いかけられた質問にでは無く
光秀のその表情に
妖艶な光を宿した瞳、片方だけ上がる口角


ああ、この顔を私は良く知っている

この顔を見てしまったら、もう、抗えない
自分の中のスイッチがカチリと入る音がした


「......っ謙信様の、厚い胸板と、触れる冷たい肌が心地良いと......」


「ほぉ、それで?」


冷たい光秀の瞳が私を見据える
その瞳に目が離せない

「綺麗な横顔......だと......」


「くくくっ......、お前はそれで、はしたなく、ソコを濡らしたのか?」

/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp