第15章 Let's Go海水浴4~オール~
「リオさん」
そんな事を考えてたら、当の本人が横に居た
「佐助君、酷いよ......この水着っっそれに....」
文句を言い終えないうちに、佐助君の人差し指で唇を、押さえられる
「皆に今回のこの計画を、異論を唱えさせないためだから。何だかんだで、丸く収まったでしょ?」
うぅっと言い淀んでたら謙信様が近づいてきた
「佐助、信玄が呼んでるぞ」
そう告げられ、じゃっと私に声をかけた佐助君はその場を後にする
残された私と、謙信様の二人
じっと見つめられて恥ずかしさに耐えかねて俯くと
「かいすいよくに行く時お前は、何時もそんなに肌を晒しているのか?」
「まさか!!!!こんな卑猥な水着なんて、着たことありませんっ」
はしたない子だと思われたくなくて、必死に言い訳してしまう。
ふっと綺麗な色違いの瞳が細められ
「他の輩の目に同じ光景が写って居るのは気に入らないが.....」
熱を感じさせる様な瞳は、夏の太陽の仕業なのか
その瞳から、目が反らせなくなる