第13章 Let's Go海水浴2~オール~
一斉に皆の視線を集め
「まんまとリオにやられたって事か、突然かいすいよく等と言い始めたのは、この様な場を作計画してたって事だな、リオ」
信長からリオに皆の視線が集まる
「黙ってて御免なさい、でも休戦している今、少しでもお互いが分かり合えたらって思って佐助君と相談して決めたんです。言っちゃったら、来てくれないかもしれないから」
しおしおと小さくなりながら
皆の前でそう述べた
ふっと信長は鼻を鳴らし
「上杉謙信、うちの可愛い姫が言い出した戯れ言だが、付き合ってやってはくれぬか」
自らそう、進言する
静かに黙って事を見守っていた謙信は、小さくなってるリオを一瞥し、ふっと目を細め
「良いだろう」
とそれだけ告げた。
「それにしても、とんでもねー事考えるよな、お前ら」
「俺は可愛い天女のみずぎ姿を拝めるなら、大歓迎だがな」
幸村と信玄
「とりあえず、皆の水着渡しとくね、着方が分からないだろうから、佐助君教えてあげてねって、そうだ。上に羽織る物も作ったの」
現代で言う所のパーカーの様な羽織と
水着を皆に手渡す
流石にファスナーは無いけど
上杉勢の方は、佐助が作ってくれた
と、全員分の荷物を渡終えた時に
はたと気がつく、あるはずの物が入っていない