第12章 Let' Go海水浴1~安土組~
「みずぎとゆうのは、褌なんですか?」
三成君がにこにこしながら問いかけてきた
「んー、褌とは違うけど、水に濡れても大丈夫な布かな?脱げたりしないし、ちょっと面積は小さいけどね」
「リオ、海に連れて行けばお前もそのみずぎとやらを着るのか?」
「ええ、まぁ.....ちょっと恥ずかしいですけど....」
私の返事に信長がほぅと目を細める
「あ、それに、ちょっと面白い事も考えてまして。皆さんには勝負事をして貰おうかと」
「勝負」と聞いて、一同の目が光る
「リオ、勝った者には勿論、褒美があるんだろうな?」
好戦的な政宗は、もう既にやる気の様だ
「そうだな、勝者にはお前から何かしら褒美を貰わないとな、例えば......」
綺麗な光秀の指が横から伸びてきて
ふにっと唇に触れた
「!!!!!!」
「口付けの1つもして貰わないと褒美にはならんな」
ふにふにと指で私の唇を弄びながら
光秀が妖しく笑う
「おい、光秀、リオは物じゃないぞ!そんな賭け事みた......」
「面白い、よし、その案乗ってやろう。かいすいよくとやらに行くぞ」
秀吉の発言を遮って信長が告げた
「御館様!!!!!!!」