第12章 Let' Go海水浴1~安土組~
「勝てばリオ様と口付け出来るんですね、それは素晴らしいご褒美です」
「え、ちょっと三成君、私そんな事認めてな...」
慌てて否定しようとするも
「リオ、お前が言い出した案だ、諦めろ」
ぴしゃりと信長に言い放たれた
もうダメだ、こうなってしまえば
誰も信長には逆らえない
「.......下らない」
「ふーん、家康は行かないのかそうかそうか、戦う前から試合放棄か」
「っ.....行かないとは言ってないです政宗さん」
むっとした表情で、政宗を睨む家康
「お前もリオのみずぎと口付け目当てなんだろ?素直になれよ」
「ばっ.......興味無いです」
ぷいっとそっぽを向く家康の頬は
心なしか赤い気がする
海水浴が何故かリオのキス争奪戦になってしまっているが、兎にも角にも決定した様で
各々に準備して貰う物を告げ
その場はお開きとなった
リオが実は別の計画を立てているとは
誰も知らないままに.......