第12章 Let' Go海水浴1~安土組~
容赦なくじりじりと照りつけてくる太陽
季節は夏真っ盛り
座っているだけでも、汗が吹き出してくる
うだるような暑さの中
一同に集められた人々に私は
ある提案をしてみた。
「海水浴に行きませんか?」
「かいすいよく?何だそれは?」
興味深そうに訪ねてくる信長
「えーっと、簡単に言えば海に遊びに行くって事なんですけど、水着ってゆー物を着て、海で泳いだり、食料を浜辺で焼いて食べたり、目隠しして、スイカを割ったり、詳しい説明は現地でしますけど、要は夏を満喫しようって事です」
「暑いのに、わざわざ暑い所に行くとか馬鹿じゃないの?」
ふんっと鼻で笑う家康
「だからこそだよ、水は冷たくて気持ちいいよ?、外で食べる食事は美味しいよ?」
「みずぎとやらは、どーするんだ?」
「秀吉さん、私の特技は何でしょう?それは、任せて下さい!実はもう、準備出来てます」
「もしかして、この前の妙な採寸のアレか?」
「あぁ、積極的に腰回りに抱きついてきたと思ってたが、そーゆう事か」
光秀と政宗がにやりとしながら、こちらを見る
「流石に皆さんに、褌一枚でってゆーのは、刺激的過ぎるので.......」