第10章 男達の興味は.....
「言い換えれば、あやつが軍義に参加出来なかったのは、家康、お前の仕業って事だな」
そう言い、
暫く黙って何かを考える素振りを見せる信長
にやりと口を歪め
「家康、その責任は重いぞ。よって、リオはどんな味わいであったか申せ」
なっ!!!!!!!!!!!!!!!
どんなって!!!!!!!!!!!!
その場に居た者が固唾を飲んで家康の発言を
見守っている。一人を除いて。
「っつ.............」
まさかこんな展開になるなんて、これは想定外
「どうした、家康申してみよ、主の責任だ」
楽しそうに笑う信長
信長様は絶対面白がってる。
言うまで帰して貰えそうに無い。
はぁ......と一呼吸置き、一言
「...........甘い」
と、視線を反らしたまま、呟いた
「くくく、甘い.....か」
「あ.....あまっあまっ.....」
「成る程な、妙に納得する表現だ」
「あ、砂糖菓子ならどうでしょう?」
相変わらず、一人を除いて。