第10章 男達の興味は.....
「そうなのか、政宗」
「はい、信長様からの伝言を伝えに朝方家康の屋敷に行きました」
にやりとこちらを一瞥し
「リオは家康の閨で、褥に入ったまま、朝餉中でしたがね」
「「「「!!!!!!!!」」」」
一斉に皆が注目してくる。
三成を除いて。
牽制しとくには、ばれた方が得策かも
これで少しはちょっかい出してくる奴も減るだろ.......
「ほぉ.....成る程な」
「お、おまっお前っ!何っなんて事!!!!!」
「なかなかやるじゃないか、家康」
「まむしを煎じた物なら如何です?」
一人を除いては、それなりな反応。
まさかってのは自分でも思う事だ。
「家康に先を越されるとはな、ま、俺は別に気にしないけどな、そうリオにも伝えてある」
キッと政宗を睨む
「おー怖っ」
大袈裟に肩を竦める政宗