第55章 Two sides of the same coin 4
艶やかに女であったり
子供の様に無邪気で素直だったり
少女の様に純真で表情がころころと変化する
そんなお前が
心底愛しいと思える
こんな心穏やかな時間が
俺にも流れるなんてな。
無縁だと思っていたこの穏やかな時間に
安らぎを感じてたら
「あっ!」
突然リオが声を上げた
小首を傾げ、彼女の言葉を待てば
俺を見つめながら
「明日の朝は、もう1つ、嬉しい事が増えます」
少しはにかみながら、そう告げてきた。
どうゆう事だ?
リオの言わんとする意味が理解できず、そのまま黙って居ると
「朝起きて目を開けば、一番大好きな人が側に居てくれて、一番におはようって言える事です」
嬉しそうに笑いながら
そう告げてきた。