• テキストサイズ

イケメン戦国~時をかける恋~

第55章 Two sides of the same coin 4


途中から意識がはっきりしてきたのだろう
言い終えないうちに、自らの身に起こった事を思い出したのか、自分の体を見て、確認している。


「気絶させてしまったみたいでな、俺が整えておいた」


そう告げると
こちらに一回視線を向けた後
徐に布団を頭からかぶって、褥の中で亀の様に丸くなるリオ


「団子にでもなる、遊びか?」


可愛らしいその仕草に、思わず俺の顔も緩んだ


「もぉーあれは違うんです!あんな....あんな....あぁっ!!!!!!!!」


自分自身の発言や、行動に素に戻ったら恥ずかしさが込み上げてきたんだろうが、強くかけられてしまっていた暗示だとしても、あれがリオの本心には間違いない。


「俺は、お前の心の声が聞けて、嬉しかったが?リオ.......何時までそうしているつもりだ?」


そろりと、布団が捲られ、おずおずと彼女が顔を出す
/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp