第52章 Two sides of the same coin～R18

彼女に好きにさせながらも
自分の手を彼女の胸に這わせると
一瞬ぴくりと体を揺らすも
必死に口付けを続けようとするリオ

着物の袷を優しく割り
するりとそこから手を滑り込ませた

手のひらで優しく乳房を包み込むようにし、やわやわと指を動かせば、口付けを続けるリオの唇から、漏れだす吐息、肌は熱を持ち、うっすらと色付き始める
指先で先端を摘まんでやれば


「あっん......」


ぴくりと体を揺らし、
明らかな嬌声を漏らす
先端をやわやわと刺激しながら
もう片方の手で彼女の髪を掬い取り耳にかける、柔らかにほんのり色づいた首筋が露になった。

余すとこなく敏感な彼女の肌に
きつめに吸い付き歯を立てながら
甘く響く声と沸き立つ匂いに酔いしれていた

相変わらず、リオの肌は甘美だ


「みつ.....ひでさ......あっんっ....」


切なそうな声色で名前を呼ばれ
リオを見やれば
吐息を漏らしながら
潤んだ瞳で見上げて来る