第49章 海水浴Another~オールⅡ~
「そろそろだな」
光秀が声を上げると、不思議そうに彼を見る秀吉
「何がそろそろなんだ光秀」
そう問いかけるも、にやりと笑ったままで、何も答えようとはしない
「残念がらすのも、仕置きの一つだ秀吉」
同じ様に口許を歪め、信長が言い放つと
ガラッと入り口の扉が開かれた
「リオ!大丈夫か?」
飛び込んでくる政宗と、その後には家康と三成の姿
「ああ、成る程、そーゆう事か」
「リオさんを早く上がらせた理由がこれって事ですね」
信玄と佐助は納得したよう頷く。
「お前らどうやって.......あ、三成....縄脱けか」
「はい、秀吉様、ところでリオ様はどちらに?折角なので、体を隅々まで洗って差し上げようかと......」
にこにことしたまま、三成がリオの姿を探す
「笑顔ですげー事言うな」
「面白くも何ともない戯れ言だな」
「俺には彼は割と本気に見えるがな、幸、謙信」