第49章 海水浴Another～オールⅡ～

きょろきょろとリオの姿を探す
政宗と、三成を無視して、普通に体を洗い始めた家康が


「二人とも、多分もうあの子は向こうですよ」


視線も向けずに、女湯の方を指差す


「俺達におしおきとか言っといて、光秀さんが、抜かる訳無いじゃないですか」


家康の言葉に、楽しそうに笑う光秀


「くっそ、光秀のヤツ」


苛立ちを露にする政宗が、家康の隣にどかっと座り、湯をかぶる


「因みに、そーゆう態度も、光秀さんを喜ばせるだけですよ、政宗さん」


そんな様子を見ていた信長が
ははっと声を出して笑った


「ここまで想像通りだと、逆に清々しいわ、お前達の仕置きもここまでだな」


くっと、杯を煽る。