第48章 海水浴Another~オール~
わちゃわちゃと何時もの如く
騒ぎ始める面々、刀に手をかけ
立ち上がろうとする武将達の姿を見て
怖がっている場合ではないと気がつき慌てて
「ちょっもう!やめて下さい!誰とも入りませんし、一人で大丈夫です!」
リオが叫んだ
ふと、一人考える様子をしていた家康が
「もしかしたら、洞窟に吹き込んだ風の抜け穴があって、それを通過する時に音が出てそんな風に聞こえたのかも......」
「え!本当?」
ぱぁっとリオの顔色が明るくなる
「あ、それは私も思いました、少し光の差し込む箇所があの場には確かあったので、もしや風などとかのえ......むぐぅ」
「あ、悪ぃ、つい思わずやっちまったってか、そう思ったなら、早く言え、三成」
悪びれる様子も無く、政宗が言い放つ