第48章 海水浴Another~オール~
「兎に角、そんな事でリオは怯えてるって訳です、もう良いでしょ、この話終わりましょうよ」
腹立たしげに言い放つと、家康が佐助ちらりと視線を向けた
その様子を見、
「そう、妬くな家康......そうだな」
暫く考える様にしていた信長が
顎で秀吉に合図すると、佐助の手を秀吉がリオから引き剥がした。
耳栓を受け取った佐助が席に戻り座るのを見届けると、信長が
「リオ、温泉は満喫したか?」
唐突に、そう言葉を投げ掛ける
一瞬皆の頭に浮かぶ疑問符
そう言われ、ぐっと口ごもるリオの姿を見て、全てを察知する三成以外の全員
彼女は怖くて湯浴みをしてないんだと。