第48章 海水浴Another~オール~
「さ、この隙に」
三人に視線を向けた
誰もが、あざとい忍者だ。
そう心の中で思った事は言うまでも無い
「事の発端は、政宗様がリオ様が足りな...むぐっう.......」
「そんな下りはいらねぇだろ?三成、分かるか?三成、大人しくしてような三成」
話し始めようとする三成の口の中に
慌ててがんもどきを押し込む政宗
やれやれという風に、家康が掻い摘まんで
大まかな流れを説明した。
「嘘から出た実と言う訳か....」
面白そうに口の端を歪める信長
「くくくっ、リオを庇って慌てて暗闇を闇雲に走った結果が、それか」
光秀にそう揶揄され、罰の悪そうな
政宗と家康
「名誉の負傷とでも.......むぐっう」
再びかまぼこを口に突っ込まれる三成。