第47章 海水浴Another~家康、政宗、三成~
『面白い物が見れるから』
三人はそう言ってリオを誘った
海辺の岩肌の上を三成に案内されながら
歩いている
「滑るから気をつけて下さいね」
先頭の三成がそう言うと
「大丈夫.....きゃっ」
家康の後ろから短い悲鳴
振り向けば、背後から政宗に抱えられる様に支えられているリオ
「言ってる側からこれだ.....」
へへっと笑い、政宗にひょいっと起こされたリオに、家康が手を伸ばす
「何度も政宗さんに抱き締められるの、嫌でしょう、ほら、手かして、それに政宗さんなら、抱き締める以外の事もされるかも......」
そう言われて、差し出された手を握ろうか迷っていたリオが、さっさっと家康の手を握る
「おい、家康、リオ。どーゆう事だそりゃ」
リオの後ろから不機嫌な声が飛んでくるも
「どーゆう事ってそーゆう事です」
しれっとまんまと美味しい所を横取りした家康の顔は、リオには見えないが嬉しそうだ