第46章 海水浴Another大人達の戯れ
おずおずと光秀の手のひらに、リオが手を重ねれば、すっと立ち上がり、彼女を横抱きに抱え上げた
「あっ.......」
不安定さに光秀の首にすがり付く様、腕を回せば綺麗に整った顔がすぐ間近に
「しっかり掴まっていろ.....じゃなくて、居てください」
と、告げた。
明らかに色々おかしい光秀だが、顔色一つ変えずそのまま、信長達が居るパラソルの下まで運ばれた。
ただ一つ、顔色こそ変わらないものの、恥ずかしさと驚きで、鼓動を早くしたリオと触れあう光秀の素肌からも、同じ様な音が聞こえた気がした。
「ようこそ、姫。大人の遊戯場へ」
そう言うが早いか、今度は光秀の腕から
信玄の腕へと、身を移される
そのまま、優しくウッドチェアーの上に体を下ろされた。
何が起こっているか分からない様子のリオが
「あの.....これって.....」
きょとんと皆を見ながら呟くも
「疲れただろう?少し休憩しろ」
優しい声色で、信長が告げる