第45章 海水浴Another~佐助・幸村・秀吉~
叫びながら追いかけるも、
佐助には届かない
秀吉は額に手を宛て、赤くなりつつも、はぁっと溜め息をつく
「もぅ....佐助君ってば.....」
ぽつりとリオが呟けば
隣で項垂れてた秀吉が、赤い顔をリオに向けつつ
「普段と余りにも、あれだ。お前の印象がな、ほら、刺激的と言うか、な」
と、困った様に微笑みながら告げる。
そんな中、佐助が幸村を手で静止ながら
「待て!君達聞きたまえ!!!!!!」
三人にあい向かい声を上げた
びくっと動きを止めた幸村
驚いた様に、佐助を見据える二人
「良いかい?良く聞いてくれ。ここは何処だい?、白くて広い砂浜、照り付ける太陽、青く広がる大海原、分かるかい?皆さん」
びしっと三人を指差しつつ、問いかけると
「何がだよ、いちいちまどろっこしいな佐助、海に決まってるだろーが、海に」
ふんっと鼻を鳴らして
幸村が当たり前の様に答えた。