第44章 Gundel palacsinta~政宗~※R18※
うん、我ながら美味しく出来てる
しっとりとしたクレープ生地に、甘すぎないビターチョコが絡んで、丁度良い甘さ
中に挟んだマロンクリームの香ばしさが、良いアクセントになってる。
良かった、上手に出来てて
そんな風に思いながら、頬を緩ませてると
残りのクレープを平らげた政宗が
自分の唇の端を舌でペロリと舐める姿が
目に留まる
やっぱり、政宗っていちいち刺激的
その姿に見惚れてると
視線に気がついた政宗が
ぐっと距離を縮めてきた
「あんまりそんな目で俺を見るな」
ペロリと口を端を舐められる
「ちょこれいと、付いてたぞ」
見透かされてる様に告げられた、そんな目でって意味も、口の端を舐められた刺激も、綺麗に整った顔が近いって事も、全部が刺激的で、胸が苦しくなってくる
堪らなくなり、俯けば
政宗の長い指が顎に添えられ
瞳を反らせない様に顔をくいっと上げられた
濃紺の瞳の奥に揺れる、扇情的な光
見つめられてるだけで、背筋に走る甘い痺れ
ダメ.....もう抗えない