第44章 Gundel palacsinta~政宗~※R18※
「ん、美味いな」
クレープを食べた政宗が
喉をならした後、そう告げてくれる
嬉しくなって、作り方やら何やらを、
丁寧に説明した。
そんな私を優しく見つめてくれてる政宗
すっと指が伸びてきて、頬に触れた
「自分の顔にも食べさせたのか?」
くくっと笑いながら頬に付いてたらしい
小麦粉を優しくはらってくれる
恥ずかしくなり、顔に熱が集まってくる
「あ、暖かいうちに食べて欲しくて....鏡も見ずにそのまま出てきちゃったから」
そんな私の様子を、見ていた政宗が
「お前も、ほら」
箸で摘まんだクレープを差し出してきた
うっと言いよどみ、躊躇する私に
「何でも二人で味わう方が、俺は嬉しい、ほらリオ口開けろ」
何だか政宗がそんな風に言うと、妙にやらしく感じるなぁ
そんな風に思いながら、素直に口を開け、食べさせて貰った