第43章 Chocolate truffle~家康~※R18※
様子を伺っていると
「あの、後ろ向いて、そのまま目を瞑って」
よく分からないが
言われるがままそれに従うと
背後から衣擦れの音
ふわっと後ろから抱きしめられ
耳元で
「大好き、家康」
そう囁かれた
どくんっと自分の鼓動が跳ねる
こんな不意討ち、何時覚えたの。
温もりが離れたので、振り向けば、恥ずかしそうに頬を染めるリオが、へへっと笑った。
もう本当にどうしようもないくらい
かわいー
リオの腕を取り
引き寄せ、腕の中に閉じ込める。
「俺の為に着飾って、俺の為にちょこれいと作って、告白してくれたの?」
「.....ん、家康の事ばっか考えながら準備したよ」
腕を緩め、リオの顔を見下ろせば、潤んだ瞳で見上げてくる
ダメ、もう我慢できない
紅が引かれた唇に優しく口付けた