第43章 Chocolate truffle~家康~※R18※
綺麗に包装されている包み紙を外し
中に入ってた箱を開けると
少し形がいびつな丸くて黒い塊が何個か入ってた。
「トリュフって言うチョコレートなの」
一つ箱から取り出し
口に入れた
一瞬ほろ苦さが口一杯に広がり、カリっと口の中で半分に割れば、柔らかく甘い味が広がる、中にはお酒も入っているのか、以前信長様に頂いた、洋酒の良い香りが、ふわんと鼻孔を刺激した。
「美味しい」
素直に感想を告げれば
ぱぁっと花が咲いた様に瞳をキラキラと輝かせながら微笑むリオ
「良かったぁ!家康をイメージして作ったの」
にこにこしながらそう言う
それって良いのか悪いのか?
「あの、ね。」
にこにこしてたリオが
また何か言いたそうに頬を染めながら
もじもじしている。