第43章 Chocolate truffle～家康～※R18※

固まる俺の顔を覗き込み


「どうしたの？」


その声で、はっと我に帰った。

染まる頬を隠すように、踵を返し
どうぞ、と促す。

女の子の告白って凄い事なんだな。

そんな事を考えながら
向かい合って座った。


「あの、あのね、えと、そのね.....」


頬を染めながら何故か慌てた様子なリオ

何そんなに必死になってんの
めちゃくちゃかわいー

思わずすっと、頬に触れ、優しく親指で頬を撫でる


「落ち着いて、ちゃんと聞いてるから」


優しく諭すよう言い微笑むと


「......あ、うん。あの、これ」


後ろに隠してあった包みを取り出す

差し出された包みを受け取り
開こうとすると


「あ、あの初めて作ったから、あまり上手じゃ無いかもしれなくて、その、ごめんなさい」


もじもじと、申し訳なさそうに俯きながら、そう言う