第38章 Dizzy as dazzling~政宗~※R15※
「ちょ、何であんた達!」
私の姿を隠す様に政宗が立ち上がる
「俺等は止めたんだぞ、政宗」
げんなりした表情の秀吉さん
「........巻き込まれただけです俺は」
頬を赤く染めつつ、俯く家康
「皆と一緒に湯浴みを出来るとは、光栄ですね、裸の付き合いってやつですね」
嬉しそうな三成君まで居る。
ざぶざぶと有無を言わせず
湯に入ってくる光秀さんと信長様
二人を右、左と見ながら政宗が
「信長様戯れが過ぎるかと!ちょっ!光秀お前も前を隠せ!リオに見えるだろ!」
ぎゃんぎゃん吠えて居るが
しれっとした表情のまま、二人はお構い無く
私に近づいて来、挟む様に湯に浸かった
「おい、猿、あれを持て」
信長様が秀吉さんに声をかければ、すまなそうに湯に入り、お盆に乗せられた徳利とお猪口を運んで来た。