第37章 White lie~三成~※R18※
「っ.....兎に角、あの二人で遊ぶな」
そう言い放ち
部屋を出ようとすると
背後から三成が顔を覗かせた
「皆さん丁度良い所に」
にこにこと笑ってはいるものの
何時ものキラキラとした光が無い
「リオ様は縁結びの神社だと信じておられますので、皆様その話はそのままにしておいて貰えますでしょうか?後、閨に帰ってからも儀式を完遂しようと、とても可愛らしいお姿を見れたので、戯れは、見逃して差し上げますね」
しんねりと怒っている様ではあるが
しれっと自慢の様にリオの名前を出し
皆の様子を伺う三成
「あ、それと家康様、その軟膏を秀吉様にも差し上げて下さい。きっと秀吉様も沢山刺されていらっしゃるでしょうから」
名前を上げられ、びくっと体を揺らす秀吉
「何だ、俺達に何だかんだと言いながら、お前も気になってたんじゃねーか」
政宗がやれやれと言うように
言い放つ
「っ!俺はお前らと違ってだな、純粋に二人が心配であっただけで........」
「.......覗き見してた事実は変わらないでしょう」
ぽいっと軟膏を家康が秀吉に向かって投げる
「同罪だな、秀吉」
にやにやと笑う光秀
今度は秀吉が罰が悪そうに俯く番だ