第36章 家康君の憂鬱
「ここまでじゃ、まだ分からんな」
そう呟く光秀さん
階段は、後15段程度
再び登り始めた二人
五段登り終わり
今度は三成が
すっとリオの首筋に手を這わし
口付ける
「あなたの体からは甘くて良い匂いがします」
ちゅっと三成が首筋に口付ければ
リオがぴくんと体を揺らし
「んっ.........」
と、甘い吐息を漏らす
目を見開き
光秀さんと政宗さんを見やる
二人とも凄く満足そうだ
固唾を飲んで
二人のやりとりを見ていると
もう!と、怒った様に手を振り上げるリオ
ただ、振り上げた手を
そっと三成の首筋に添え
「私も三成君の匂い、大好き」
三成の首筋に指を這わせる
若干上気した女の顔
思わず夢中になって、その姿を見ていた