第26章 Get drunk in love~佐助、幸村~
「分かってないなぁ、幸は。信玄様は俺がこの計画を話した時に、ピンと来てたんだ、きっと。間違いなくリオさんが絡んでるって、で、わざわざ必要無いかもしれない浴衣を持参してここに来てる。天性の勘ってヤツだよ。女性が絡むと、それを遺憾無く発揮しちゃう辺り、才能さえ感じるね、いやはや」
腕を組み、うんうんと一人納得する佐助
「なーにが才能だ、只の女好きじゃねーか」
「幸村君、何事も極めてこそではないかい?尊敬さえ抱き得るね、その女好きにも。ま、子供な幸村君には、まだ女性の事に関しては難しい話かなぁ」
やれやれとゆう風に幸村に言い放つ
「う、うるせぇ!くそっ」
「時に、この文がこんな所に落ちてるって事はだ、幸。リオさんはきっとこの文が読めなかったって事だと思う」
真面目な顔をして、佐助が告げる
「はぁ?何でだよ」
「誰かに文を読んで貰おうとして、心なし半ばで、誰かに.......」