第5章 夏
7月1日。今日はフィギュアスケートグランプリシリーズのアサインが発表される日だ。あーーーすっごいソワソワする!!
久々の勇利の公式大会がもう3ヶ月先には迫っているなんて、月日の流れって本当にはやい。
余談だが、国際スケート連盟の年度始めは7月1日である。いわゆるシーズンの開始だ。今シーズンの勝生勇利選手、どんな演技を見せてくれるんでしょうね!!!!
勇利より高いんじゃないか?、ってテンションを押さえつけながら、西郡家の三人娘がアサインを伝えてくれるそうなので、ゆ〜とぴあかつきに集まった人の中でも一番姿勢を正して拝聴する。
「ユラ、なんでそんなに気合い入ってるの…」
「勇利は5年間見てないだろうけど毎年こんな感じだよ」
「ええ……」
その通りだよ真利!大会直前の方がもちろん気合いが入るが、やっぱり勇利が出場する大会はしっかり聞かなければ!昨シーズン全日本で11位だった勇利はシード権がなくなって予選からの出場になるが、まあカンを取り戻すためにも、凱旋試合だと思って出るのはいいことだろう。去年勇利よりもいい点数を出した福岡の南選手もいるが、正直ベストコンディションの勇利は国内ではぶっちぎりの演技を見せる。あとはメンタルの問題だけど、そこはきっとヴィクトルがどうにかしてくれる(だってコーチだし)ので大丈夫だ。
三姉妹から発表されたグランプリシリーズのアサイン。勇利が出るのは第3戦と第6戦、中国とロシア大会だ。間も空いているしきついスケジュールじゃない。調整もしやすいだろう。友人や知り合いもアサインされているようだから安心だ!嬉しくてガッツポーズしたら、「だからなんでそんな気合いすごいの!?」なんて言われた。
応援全部行くから!エキシビジョンも見にいくから!!!