第7章 告白〜Another story〜
「ん...誰かに見られてたら、どうするの...?」
櫻井さんが唇を離すと、1番にそう聞いた。
「誰かに見られたら? 見せつけておけば良いんじゃない? 別に、キスなんて、全く悪いことじゃないし...。」
俺はニヤリと笑うとそう言った。
「潤らしい答え...! でも、お前のこんな可愛い顔、他の人に見せたくないんだけど...?」
櫻井さんは微笑むと、俺の頬に手をやる。
「ふふっ 意外と独占欲強いんだ? でもそっちの方が安心する。」
俺も笑って答えると、またキスをした。
「んん......。」
舌を絡めて、大胆にキスをする。
特別、人が通ったわけじゃないけど、何だか異常に興奮したような気がした。