第7章 告白〜Another story〜
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「でさ、たまたま櫻井さんが来て!!」
最近じゅんじゅんが話す話題が、明らかに櫻井さんの話題ばっかになった。
この前まで、神谷さんの話ばっかしてたのに、じゅんじゅんって計算高く見えて、意外とわかりやすい☆
そこがじゅんじゅんの面白いところなんだけどね?
「それってある意味キセキですよね〜?」
僕がじゅんじゅんにそう言う。
じゅんじゅんは渋い顔でそうそうと頷く。
じゅんじゅんは、完全に神谷さんから櫻井さんに乗り換えた!
どう? 当たりでしょ??
この前どうせエッチでもしたんじゃない?
生涯童貞とか名乗ってた人が、言ったそばから卒業かぁ〜。
でも、じゅんじゅんって意外と受けかな?
どっちでも良いや!!
「話聞いてくれてありがとっ!!」
じゅんじゅんがそう言って立ち上がる。
「もっと話聞きたかったなぁ〜」
僕がそう言うとじゅんじゅんは照れたように笑う。
でも、僕が好きなの神谷さんだし、じゅんじゅんには興味ないし、神谷さんのことを知る情報手段として親しくしてただけ。
神谷さん諦めたんだったら、もう必要なし!!
これ聞いて、キライにならないでね?
僕、頑張って頭使ったから!!
「じゃあな、自由。」
僕、入野自由は自力で神谷さんを手に入れてみせる。