第7章 告白〜Another story〜
「櫻井さん、何言って...。」
『俺は本気! お前みたいにあやふやにしてないから!!』
櫻井さんはそう言った。
櫻井さんのその言葉で、俺は少し言葉が詰まってしまった。
『俺は、潤のことマジで好きなの...!!』
その言葉で本当に出す言葉がなくなった。
なんだろう...この胸の高鳴り...。
神谷さんと喋ってる時とは全然違う...。
もしかして、これが本当の......。
「ありがとう...って言ったら良いのかな...? こういうのって。」
俺がそう言うと櫻井さんは笑った。
『好きじゃないなら言ってくれたほうが良いんだけど?』
俺は電話越しに首を横に振った。
「ううん...嬉しい...!」
『え?』
櫻井さんの驚いたような声が聞こえてきた。
「だって俺、櫻井さんのこと...好きだから...!///」