第7章 告白〜Another story〜
「何のことですか?」
俺が電話越しでキョトンとしていると、櫻井さんは少し笑って
『神谷さんのこと、好きなんでしょ?』と改めて言った。
「そ、そんなこと...!」
俺はあたふたしているが、櫻井さんはそのまま続ける。
『神谷さんの買い物に付き合った時、すごい楽しかったって話してたでしょ? その話してる顔が完全に恋する乙女だったし?』
そんな顔してたの!? 俺...!
恥ずかしすぎる...///
俺は電話越しでも顔を真っ赤にすると、この恥ずかしさが冷めるまで、近くの公園のベンチに腰を下ろした。
『でも、これだけ忘れないで? 神谷さん好きなのも良いけど俺、潤のこと好きだから。』
え、えぇ!?
まさかの告白?